CLUB馬券@オッズ理論から算出した統計学3連単投資

医学知識も投稿するかもしれません

競馬をしながら時には麻酔をかけたり、時には救急で働いたり自由気ままに生きています。 統計学とExcelを駆使し過去9年の平均年間収支690万。勝ち組に入るには期待値の高い穴馬を見つけることが1番重要。30万円以上の大穴狙いで、推奨できる大穴軸馬(8番人気以降から2頭選定)を公開します。 救急や手術・麻酔の医学知識もつぶやきます。
 

流行性耳下腺炎(ムンプス・おたふく風邪)

 

流行性耳下腺炎、いわゆるおたふく風邪

【原因】
これはムンプスウイルスに飛沫感染や接触感染することで引き起こされる病気で、耳下腺以外の唾液腺(顎下腺、舌下線)、それ以外の膵臓や性腺(精巣や卵巣)など、消化液や精液などの液体成分を生成する腺組織と呼ばれる部位にも感染する。6歳以下の子どもが、腹痛や精巣が腫れて。。と受診があった場合、精巣捻転だけでなくムンプスウイルスのことも考えねばならない。

【症状】
潜伏期間は2〜3週間
耳の下に位置する耳下腺に炎症が生じることから、同部位の腫れが特徴的な症状であり、両側が腫れた場合におたふくさんのように見えることからおたふく風邪と呼ばれる
両側が腫れることが多いが、片側のみしか腫れない場合もある(あまり見たことはないが)
食事摂取(特に酸っぱいもの)により唾液分泌が亢進すると、耳の下や顎の下の痛みが強くなる
一度感染することで生涯の免疫が獲得されるが、成人になってからかかる人もいる
感染力が高い期間は、発症数日前から発症後5日までで、それ以降は感染力は低いため隔離等の必要はない。不顕性感染も3割ほど見られる。

【合併症】
頭痛や吐き気を伴う髄膜炎の合併症は頻度が高く、ときに難聴や不妊の原因になることがある

【治療・予防】
治療は対症療法で、発熱や耳下腺の痛みに対しては、アセトアミノフェンなどの解熱鎮痛薬の使用。
難聴が生じた場合は、その程度に応じて補聴器や人工内耳を使用。
特に難聴は発症すると治らず、片側性が多いが、両側性に発症した場合にはずっと聴力障害を抱えることになるため、予防接種を含めた感染予防策を徹底することが重要であり、ワクチンは2回接種が推奨されている。