糖尿病と意識障害
インスリンは血糖を下げる唯一のホルモンで膵臓のβ細胞から分泌される
その作用が不足することで血糖値が高くなり糖尿病へと進行する
作用不足は①膵β細胞からの分泌低下、②筋肉、肝臓におけるインスリン感受性の低下の2つがある
診断はHbA1c、空腹時血糖値を用いる
意識障害の患者では、血糖値の異常も考え、血糖測定をする
低血糖の場合には直ちにブドウ糖の投与が必要であり、高血糖の場合はインスリンを投与する
インスリン(ヒューマリン)1単位で30血糖値が下がる。
ブドウ糖10gで30血糖値が上がる。
また、高齢者は低血糖を起こしやすく、認知症、転倒のリスク因子となる
意識障害は電解質異常によって起こっている場合もある