CLUB馬券@オッズ理論から算出した統計学3連単投資

医学知識も投稿するかもしれません

競馬をしながら時には麻酔をかけたり、時には救急で働いたり自由気ままに生きています。 統計学とExcelを駆使し過去9年の平均年間収支690万。勝ち組に入るには期待値の高い穴馬を見つけることが1番重要。30万円以上の大穴狙いで、推奨できる大穴軸馬(8番人気以降から2頭選定)を公開します。 救急や手術・麻酔の医学知識もつぶやきます。
 

薬の希釈方法

 

投与したい薬の濃度が決まっている場合

原液量 = トータル量 ÷ 希釈倍率
希釈量 = トータル量 – 原液量

※希釈倍率 = 原液の濃度 ÷ 希釈濃度

例1) 1%キシロカインを0.5%に希釈して20mlを静脈麻酔したい場合、

原液量 = 20 ÷ (1 ÷ 0.5)
    = 20 ÷ 2
    = 10ml

希釈量 = 20 – 10
    = 10ml 

例2) epiで、0.75%アナペインを0.2%に希釈して4ml/hでトータル300ml投与したい場合、

原液量 = 300 ÷ (0.75 ÷ 0.2)
    = 300 ÷ 3.75
    = 80ml

希釈量 = 300 – 80
    = 220ml

ちなみに、epiでは疼痛が強いと予測される場合は、フェンタニルを混合することもある。
(疼痛弱:6.6μg/h 中:10μg/h 強:13.3μg/h)

その場合の計算方法は、疼痛弱で考えると、

原液量 = 6.6 × 75時間(300 ÷ 4)
    = 500μg (495μgだが便宜上)
    = 10ml

※フェンタニル(100μg/2mlのため)

つまり、希釈量 = 220 – 10
        = 210ml



投与したい薬の量が決まっている場合

原液量 = 投与したい薬の量
希釈量 = トータル量 – 原液量

例) 1%キシロカイン10mlを30mlに希釈して静脈麻酔したい場合、

原液量 = 10ml

希釈量 = 30 – 10
    = 20ml


例2) IV-PCAでフェンタニルを30μg/3mlで、トータル120ml投与したい場合、
(疼痛弱:25μg/h 中:30μg/h 強:35μg/h)

原液量 = 30μg × 40時間(120 ÷ 3)
    = 1200μg
    = 24ml

※フェンタニル(100μg/2mlのため)

希釈量 = 120 – 24
    = 96ml