ヘルパンギーナ (咽頭炎)
原因はコクサッキーやエコーウイルス
接触と飛沫感染によって感染が広がる
これらのウイルスは便に排出されるため、症状軽快後2~4週間ほどは便中にウイルスが含まれるため注意が必要
2~4日の潜伏期間を経て発熱を伴う喉の痛みが現れ、口腔内に水膨れが形成される
症状は2~4日で改善するが、口腔内の水膨れは日常生活(飲食や歯磨きなど)により破れてしまい、潰瘍となる
潰瘍となれば強い痛みを伴うため、飲食が出来ずに脱水状態に陥ることもあり、特に乳幼児は注意が必要である
基本的には対症療法で症状が軽快するのを待つが、脱水が強い場合は点滴も考慮する
子どもの間で流行しやすい感染症(いわゆる夏風邪)だが、ワクチンは開発されておらず、5~8月頃の流行時期には手洗い・消毒などの感染対策を行うことが大切である
症状が軽快したら基本的には登園・登校は可能であるが、2〜4週までは、便の処理に注意する必要がある (特にオムツ)