呼吸器の設定
分時換気量
1回換気量6〜10ml/kg
呼吸回数10〜12回/min
上記2つをかけたもののため、60〜120ml/kg/minが分時換気量になる
体重50kg辺り約3〜6L/min
低流量麻酔とは分時換気量の1/2以下
すなわちFGF0.03~0.06L/kg/min以下 (体重50kg辺り約1.5〜3L/min)を指す
安全に誰にでも使用できる低流量麻酔はFGF2L/min
FiO2=0.5以下にする。
気道内圧は10〜20cmH2Oを目安に。
PEEPは0〜5cmH2Oで、腹腔鏡の時は7〜8
基本的には従量式(VCV)が望ましく、吸気呼気時間比(I:E比)は1:2。または吸気時間1秒
今はPCV-VG(換気量保証従圧式)といういいとこどりの設定がある
肺の圧外傷を避けたい場合や乳幼児の症例はPCVとすることが多い。
従量は気道内圧上昇のデメリット
従圧は換気量減少のデメリット
●吸気時間を延ばす(呼気時間を短くする)
PCVでは一回換気量増加
VCVでは最高気道内圧減少
⇒拘束性障害でメリット、閉塞性障害でデメリット
拘束性換気障害では、PEEPを高めに設定する
●吸気時間を短くする(呼気時間を長くする)
PCVでは一回換気量低下
VCVでは最高気道内圧上昇
⇒拘束性障害でデメリット、閉塞性障害でメリット