水痘 (水ぼうそう)
水痘・帯状疱疹ウイルス (VZV)が原因
感染力が非常に強く、飛沫・接触・空気感染で容易に他者へと感染する
9歳以下に多く、症状は10~21日ほどの長い潜伏期間を経て発熱、頭皮を含む全身の発疹(子どもの場合は強いかゆみを伴う)、倦怠感などがでるが、発疹以外は軽度なことが多い
発疹は、紅斑・丘疹・水疱・痂皮と変化していくのが特徴で、発症中はさまざまな形態の発疹が見られる
通常1週間前後で水疱から痂皮となって剥がれ落ちる
水痘は特徴的な発疹のため、検査をせずに診断されることが多いが、検査には抗体の有無や発疹内部の液体検査などがある
水痘の治療は、発疹のかゆみを抑えるフェノール亜鉛華リニメント(カチリ)、抗菌薬の塗り薬など
成人の場合は、アシクロビルの点滴を考慮
水痘に未罹患・ワクチン未接種の成人は重症化することもあるが、2014年から乳児期の定期接種に定められ、患者数は減少傾向
全ての発疹が痂皮化するまで出席停止