皮膚・軟部組織感染症 (蜂窩織炎)
下肢に多く見られ、歩行困難・時には入院を要する
黄色ブドウ球菌やベーター溶血性連鎖球菌が多く、第一選択はセファゾリン
原因は外傷、炎症、浮腫、血管障害などが多く、皮膚バリアが破綻することで発症するため、原疾患への対処も重要である
壊死性筋膜炎は外科的デブリが必要であり、皮膚が一見正常でも、バイタルサインの異常や激しい疼痛を呈していることが多く、所見を見逃さないようにする
抗菌薬以外には下腿の安静、冷却、挙上も必要である
セファゾリンで改善が乏しければバンコマイシン、クリンダマイシン、ST合剤も考慮する