急性肺炎
細菌性肺炎でよく見られる細菌は肺炎球菌で、インフルエンザ桿菌、モラキセラ・カタラーリス、マイコプラズマ、レジオネラなども原因はとなる
高齢者では、嚥下機能の低下による誤嚥性肺炎を引き起こしやすい
バイタルサインの異常、SpO2の低下、Xpによる肺の浸潤影などから診断する
血ガスでPaO2やPaCo2の値を確認し、必要に応じ酸素を投与する
喀痰や血液培養検査によって起炎菌を同定し抗菌薬治療を行う
ADROP分類も参考にし、
軽症は外来治療
中等度は外来治療・入院
重症は入院
超重症はICU入院
を考慮する
浮腫、起坐呼吸などを認める場合、心不全の合併も考慮する
抗菌薬
肺炎球菌、インフルエンザ桿菌に対しては、ペニシリン・セフェム・カルバペネム系・βラクタマーゼ阻害薬
マイコプラズマ、レジオネラに対しては、マクロライド・テトラサイクリン系
誤嚥性肺炎に対しては、口腔内常在菌、嫌気性菌をカバーする抗菌薬(ユナシン、ピシリバクタなど)を選択する
抗菌薬のスペクトラム表
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