伝染性単核球症
主にEpstein-Barrウイルス(EBV)の初感染によって起こり、発熱、喉の痛み、リンパ節腫大、発疹などを主症状とする感染症
EBVは主に唾液を介して感染
kissing diseaseとも呼ばれている
発熱、リンパ節腫脹、咽頭炎、扁桃炎、脾腫、肝腫大、倦怠感、頭痛、腹痛、悪心、嘔吐、皮疹など
疑われた場合は血液検査をする
白血球増多、リンパ球増多、異型リンパ球の出現、好中球減少、血小板減少、そして多くの症例で肝機能異常を認める
脾腫がみられる場合は脾破裂のリスクが高くなるため、腹痛の症状が認められた場合は脾破裂も疑う
発熱や咽頭痛にはアセトアミノフェン
重篤な肝障害、気道閉塞に対しては副腎皮質ステロイドの投与
細菌との混合感染に対する抗生剤では、過敏反応を示しやすいペニシリン系は避ける
脾腫がある場合、運動を行うことで脾破裂を引き起こすことがあるため、発症から3週間程度は運動を避ける