アナフィラキシー
免疫反応が正常な組織を障害するほど過度な反応をアレルギーという
このうちI型アレルギーは比較的早期に発症し、複数臓器、全身性にアレルギー症状が出て、生命に危機を与えうる過敏反応をアナフィラキシーといい、血圧低下や意識障害を伴うとアナフィラキシーショックとなる
疑われる場合、即座にABCを確認する
全身の蕁麻疹、搔痒感、浮腫、充血、流涙、口腔内違和感
呼吸苦、喉頭違和感、嗄声、鼻汁、鼻閉、くしゃみ、咳嗽、喘鳴
腹痛、嘔気、嘔吐、下痢
動悸、頻脈、血圧低下、失神
めまい、不穏
これらの症状がどれだけ見られるかで重症度は変わり、経時的に評価する
呼吸回数・様式の観察も怠らない。
必要に応じ酸素投与、点滴
血圧低下が著名であればアドレナリンの筋注
呼吸状態の悪化が見られたら気道確保
服薬内容、アレルゲン、既往歴などの問診は、急性期が落ち着いてからでよい
アナフィラキシーでは発症24時間以内に二相性の反応が見られることもある