MAC(最小肺胞濃度)
皮膚切開に対して半数の患者が体動を起こさない濃度
吸入麻酔薬の力価の指標で、MACが小さいほど麻酔作用が強い
現在の麻酔は筋弛緩薬、鎮痛薬、そして吸入麻酔薬(もしくは静脈麻酔薬)を組み合わせる(バランス麻酔)ことで、それぞれの薬の投与量が最小限になるよう調整している
すなわち、MACではなくMAC-awakeを指標とする(皮膚切開に対して半数の患者が目覚めない濃度)
これが0.33macであり、麻酔中は余裕を持って0.7mac程度で使用
セボフルランのmacは1.7%なので、×0.7の大体1〜1.5%で、デスフルランは6%なので、×0.7の大体4%くらいで術中は使用する