大腿神経ブロック
大腿神経は、第2〜4腰神経前枝の集合神経
骨折などによる腰下肢痛、特に大腿部前面に痛みに有効であることから、おもにTKAなどで併用される
大腿部後面は効かないため、半月板手術など後面へのアプローチが必要な場合は、坐骨神経ブロック併用も考慮する
超音波ガイド下により安全性は格段に向上している
鎮痛効果は、大腿前面から膝関節部、下腿内側、足関節内側、足背内側におよぶ
ランドマークは大腿動脈の頭側、縫工筋の深層
2020年の診療報酬改定で、全身麻酔下での神経ブロックが、それまでの10倍である450点が認められより普及にもつながっている