白血球増加は何を疑う?
白血球の増加が認められたらまず分画を必ずチェックするというかルーチンで検査することが重要
好中球の増加は発熱や臨床症状、所見とも照らし合わせまずは感染症を疑う
しかし絶対に見落としてはいけない疾患があり白血球が30000以上であれば白血病を疑わなければならない
分画で芽球の増加、さらに貧血、血小板低下を認めたら典型的な急性白血病である
分画で好塩基球、骨髄球の増加、血小板の増加があれば慢性骨髄性白血病も視野にいれる
いずれも直ちに専門医にコンサルトする
白血病は、貧血によるふらつき、だるさ、息切れ、血小板減少に伴う易出血性が認められる
白血球増加のみ認められる場合は、喫煙や肥満による反応性白血球増加も考える
リンパ球の増加はまずウイルス感染症を疑う
好酸球の増加はまずアレルギー疾患を疑う