ベーチェット病
免疫バランスの異常によっておこる全身性の炎症性疾患
症状の現れ方には個人差があるが、口腔内潰瘍・外陰部の潰瘍・皮疹などの皮膚症状・ぶどう膜炎が4大症状
重症の場合には内臓や神経、血管などにも炎症をもたらすため、ステロイドや抗凝固薬を内服しないといけないことも多い
麻酔や手術時には、深部静脈血栓の有無や抗凝固薬の中止の有無を確認するとともに、血栓がある場合はPTEに努めていくことが重要である
またステロイドカバーも考慮する
手足には結節性紅斑、顔・頚・胸・背部は皮疹が見られることもあるため、皮膚トラブルに気をつける
ベーチェット病は
自己免疫と自然免疫のバランス異常や炎症を引き起こす物質の過剰産生・炎症を抑える物質の低下などにより発症するといわれている
男女とも20〜40代に多い
治療成績は向上しているものの、眼の病変(ぶどう膜炎)は失明する危険性もあるため、早急に治療する必要がある