輸血の適合性(検査)について
輸血する血液製剤がアレルギー反応を起こさないことが必要なので、絶対に適合性検査をする必要がある
・ABO型判定、Rho(D)抗原、不規則抗体スクリーニング
・交差適合試験
交差適合試験(クロスマッチ)
受血者と供血者の血液を混合して凝集や溶血の有無を確認すること
主試験(生食法)と副試験(間接クームス法)の両方をしないといけないため、輸血の出庫に時間がかかる
ところがT&S(タイプ&スクリーン)が術前に行われていれば副試験は省略できるため、輸血の出荷が早くなる
T&Sとは
・患者のABO血液型、Rho(D)抗原、不規則抗体の有無を調べておき、輸血自体は準備しない
・輸血が必要になったら、交差適合試験の主試験(生食法)のみを行って輸血する
輸血血液の無駄を減らし迅速に血液の供給を行うことができるのがメリットである