精巣捻転
ゴールデンタイムは6時間といわれているため、それまでに診断をつけ、整復手術することが重要
疑ったら泌尿器科に緊急でコンサルするべき疾患の一つである
精巣の救済率は,6~8時間後の80~100%から12時間後のほぼ0%に急速に低下する
新生児〜思春期頃まで見られ、30歳以上は稀
急速に発症する陰嚢痛、悪心・嘔吐が典型的な症状で、続いて陰嚢浮腫および硬結が出現する
夜間から早朝の時間帯、冬などの寒い時期に多い
また、陰部の打撲をきっかけに発症することもあるので外傷歴も確認する
捻転は左精巣に見られることが多い
精巣捻転は精巣への血流が滞るため、放置すると精巣が壊死する
そのため6時間以内に緊急手術をし、精巣の捻れを戻すこと、今後捻れないように陰嚢を固定することが重要である