皮膚科
皮膚・軟部組織感染症は「水虫」や「おでき」といった表面に限局した軽度の感染症から、皮下組織や筋膜にまで達する蜂窩織炎、壊死性筋膜炎のように生命予後に関わる重症な感染症まである。 原因菌は黄色ブドウ球菌と化膿レンサ球菌が主体となる。伝染性膿痂…
類天疱瘡は、高齢者に多い病気で、自己免疫が関与しているため治療には主にステロイドが用いられる。日本全国で7000~8000人ほどと推定される。原因 表皮と真皮の間の基底膜に存在するタンパク質に対する自己抗体が産生され、皮膚が脆弱になることで、日常で…
ステロイド外用剤とは、身体に起きる炎症を抑える働きのあるステロイド(副腎皮質ホルモン)を化学的に合成したもので、抗炎症作用・抗アレルギー作用を局所で発揮させることができる、炎症性皮膚疾患の治療には欠かせない薬であるしかしステロイド外用剤には…
帯状疱疹水痘・帯状疱疹ウイルスにより発症する病気 主な症状はピリピリするような皮膚の痛みと水疱形成で、時間の経過とともに広がっていく通常、体の左右どちらかに紅斑が帯状に広がり、水ぶくれができる 肋間神経のある胸や背中にできやすく、顔、下腹部…
ベーチェット病免疫バランスの異常によっておこる全身性の炎症性疾患症状の現れ方には個人差があるが、口腔内潰瘍・外陰部の潰瘍・皮疹などの皮膚症状・ぶどう膜炎が4大症状重症の場合には内臓や神経、血管などにも炎症をもたらすため、ステロイドや抗凝固薬…