CLUB馬券@オッズ理論から算出した統計学3連単投資

医学知識も投稿するかもしれません

競馬をしながら時には麻酔をかけたり、時には救急で働いたり自由気ままに生きています。 統計学とExcelを駆使し過去9年の平均年間収支690万。勝ち組に入るには期待値の高い穴馬を見つけることが1番重要。30万円以上の大穴狙いで、推奨できる大穴軸馬(8番人気以降から2頭選定)を公開します。 救急や手術・麻酔の医学知識もつぶやきます。
 

救急 ER

脛骨高原(プラトー)骨折

脛骨高原(プラトー)骨折実は私、先日の救急当直で膝をぐねった患者さんのレントゲンで見逃してしまいました。。(すぐに引き継ぎの整形医師が気付いてくれたのでとてもありがたかったですが)プラトーとは高原という意味です。レントゲンの正面像を見たらなる…

流行性耳下腺炎(ムンプス・おたふく風邪)

流行性耳下腺炎、いわゆるおたふく風邪【原因】 これはムンプスウイルスに飛沫感染や接触感染することで引き起こされる病気で、耳下腺以外の唾液腺(顎下腺、舌下線)、それ以外の膵臓や性腺(精巣や卵巣)など、消化液や精液などの液体成分を生成する腺組織…

手足口病

手のひらや足の裏、口の中などに小さな水ぶくれのような発疹を引き起こす コクサッキーウイルスやエンテロウイルスに感染することによって発症する感染症であり、小児を中心に夏季に流行する。 ちなみにこれらのウイルスは、ノロウイルスなどと同様ノンエン…

IgA血管炎

IgA血管炎とは、皮膚に紫斑、腹痛、関節痛、腎炎などの症状を呈する、免疫の異常による病気のことIgA抗体がさまざまな臓器の小さな血管に沈着して血管に炎症が起きる3~10歳の子どもに多く、秋と冬に多い原因 原因となる感染源としては、扁桃炎などの上気道…

フィジカルアセスメント

フィジカルアセスメント (頭頸部)1. 眼 ・眼球突出がないか確認 ・眼瞼結膜の色調を確認(緑の蒼白は貧血を意味する(Hb11以下)) ・眼球結膜に黄染や充血がないか確認(Bilが3以上) ・瞳孔の大きさ、形、左右差を確認する2. 副鼻腔 ・前頭洞、上顎洞付近に中指…

糖尿病と意識障害

糖尿病と意識障害インスリンは血糖を下げる唯一のホルモンで膵臓のβ細胞から分泌されるその作用が不足することで血糖値が高くなり糖尿病へと進行する作用不足は①膵β細胞からの分泌低下、②筋肉、肝臓におけるインスリン感受性の低下の2つがある診断はHbA1c、…

心電図波形 代表的な間隔とその異常・対処法

心電図波形の代表的な間隔と異常不整脈 PR(PQ)間隔 延長:房室ブロック 短縮:WPW症候群1度房室ブロック:QRSは脱落しない 2度房室ブロック:QRSが脱落する WPW症候群:リエントリー性の頻拍発作や頻拍性心房細動などの多彩な頻脈性不整脈をきたすQRS時間 延長…

末梢性めまい

良性発作性頭位めまい症(BPPV)やメニエール病など、内耳を中心とした病気が原因で生じるめまいのこと。天井がグルグル回るような回転性めまいや、ふわふわした感じと表現されるようなめまいが起こる。原因により治療方法が異なる場合もあるため、めまいが起…

くも膜下出血 (SAH) ザー

病態 その名の通り、脳の「くも膜下腔」に出血が生じる病気。 脳は外側から硬膜・くも膜・軟膜と呼ばれる三つの膜で重なるように包まれており、くも膜下腔はくも膜と軟膜の隙間である。 原因 原因の多くは、くも膜下腔の動脈瘤が形成(8割以上)され、それが破…

ステロイド外用剤の強さと使い分け

ステロイド外用剤とは、身体に起きる炎症を抑える働きのあるステロイド(副腎皮質ホルモン)を化学的に合成したもので、抗炎症作用・抗アレルギー作用を局所で発揮させることができる、炎症性皮膚疾患の治療には欠かせない薬であるしかしステロイド外用剤には…

急性胆嚢炎

急性胆嚢炎胆石症の最も頻度の高い合併症で、急性胆嚢炎患者の95%以上に胆石症がみられる胆嚢管に結石が嵌頓することで閉塞し、急性炎症を来す胆汁の分泌と炎症の悪循環が放置されると、壊死や穿孔に至る可能性もある症状は、発熱、嘔吐、右肋骨下の圧痛数…

血液ガスで何をみるか

血液ガス分析で何をみるか1. 呼吸をみる PaCO2 PaO22. 酸-塩基平衡をみる pH PaCO2 PaO2 HCO3-しかし、PaCO2が高いのは肺が悪いとは言い切れないのでA-aDO2を計算するA-aDO2とは、動脈壁を乗り越える圧つまり肺胞がどれだけ動脈血に酸素を取り込む力があるか…

熱性けいれん・てんかん

熱性けいれん・てんかん熱性けいれんは主に6〜60ヶ月までの乳幼児期に起こる症状は38℃以上の発熱とけいれんで、中枢神経感染症、代謝異常などの原因が見られず、てんかんが除外されるものと定義される約10%の乳幼児に発症し、再発率は約15%複雑型けいれんの…

小児喘息と細気管支炎

小児喘息発作性に起こる気道狭窄によって、喘鳴や呼気延長、呼吸困難を起こす疾患遺伝と環境素因が関与しており ①気道の慢性炎症 ②気道過敏性の亢進 ③気道のリモデリング(気管支の構造が変化して元に戻らない状態) が関与している小児喘息はアトピー型が多い…

小児の脱水

小児が成人より脱水になりやすい理由1.小児は体内の水分含有量が多く、細胞外液が細胞内液よりも多い2.小児の体重あたりの必要水分量が多い→そのため、成人より多くの水分を必要とする3.腎機能が未熟→脱水の際には酸塩基や電解質の異常を起こしやすいため、…

糖尿病性ケトアシドーシス (DKA)

糖尿病性ケトアシドーシス (DKA)主に1型糖尿病の人に発生する症状は嘔気、嘔吐、腹痛、呼気のフルーツ臭、クスマウル呼吸などインスリンがないと細胞は血液中にあるブドウ糖を使うことができないが、インスリンがない場合、エネルギーを得るために脂肪が分解…

急性膵炎

急性膵炎原因の多くは胆石による胆管や膵管の閉塞、アルコールによるファーター乳頭周辺のオッディ括約筋の攣縮などが引き金となって膵管内圧が上昇し、胆汁の膵内逆流が起こることにより膵液に含まれる酵素が活性化すると考えられ、アミラーゼが血液中に増…

腸重積

小児の腸重積6ヶ月以上6歳未満の男児に多く、乳幼児、特に1歳前後の発症が多いウイルス感染(いわゆる胃腸炎)により腸がむくむことで、腸の一部が隣接する腸内にはまり込む(腸管壁が重なった状態)のがおもな原因回腸(小腸の末端)が大腸に入り込むために生じる…

川崎病

川崎病4歳以下の乳幼児に好発する原因不明の疾患病態は全身の中小動脈の血管だが6つの主要症状のうち5つ以上で本疾患を疑う 1.5日以上の発熱 2.四肢末端の変化(硬性浮腫、紅斑) 3.両側眼球結膜の充血 4.口唇・口腔所見(紅潮、いちご舌、咽頭粘膜の発赤) 5.不…

皮膚・軟部組織感染症 (蜂窩織炎)

皮膚・軟部組織感染症 (蜂窩織炎)下肢に多く見られ、歩行困難・時には入院を要する黄色ブドウ球菌やベーター溶血性連鎖球菌が多く、第一選択はセファゾリン原因は外傷、炎症、浮腫、血管障害などが多く、皮膚バリアが破綻することで発症するため、原疾患への…

急性胃腸炎

急性胃腸炎急性の嘔気・嘔吐、下痢を主訴とする消化管の炎症原因は感染症が多いが、心筋梗塞、肺塞栓症、大動脈解離、虚血性腸炎、クローン病、潰瘍性大腸炎、胃・十二指腸潰瘍など感染症以外でも胃腸炎症状を呈することがある最も多いのはウイルス性胃腸炎(…

急性肺炎

急性肺炎細菌性肺炎でよく見られる細菌は肺炎球菌で、インフルエンザ桿菌、モラキセラ・カタラーリス、マイコプラズマ、レジオネラなども原因はとなる高齢者では、嚥下機能の低下による誤嚥性肺炎を引き起こしやすいバイタルサインの異常、SpO2の低下、Xpに…

主な感染症における全身の指標と局所の指標

主な感染症における全身の指標と局所の指標全身の指標 発熱、意識状態、脈拍数、食欲、ADL、白血球数、CRP値局所の指標 髄膜炎:意識状態、頭痛、嘔気咽頭炎:咽頭痛、咽頭発赤中耳炎:耳痛、耳漏副鼻腔炎:前頭部痛、膿性鼻汁、顔面叩打痛肺炎・気管支炎:呼吸回…

アルコール依存症

アルコール依存症飲酒のコントロールができず、数時間毎に飲酒を繰り返すアルコールはGABA受容体を介して細胞の興奮を抑える働きがあるが、依存症では受容体の機能が低下するため、より多くのアルコールを摂取しないと興奮を抑えられなくなる。これが依存症…

良性発作性頭位めまい (BPPV)

良性発作性頭位めまい (BPPV)何らかの原因により耳石が半規管に落ち、神経を刺激することで起こるめまいのこと体の位置や動きは内耳の耳石器と三半規管で調節されており、その耳石器にある耳石が、体が動くことで前後左右に動きその情報を脳へ伝えているめま…

伝染性単核球症

伝染性単核球症主にEpstein-Barrウイルス(EBV)の初感染によって起こり、発熱、喉の痛み、リンパ節腫大、発疹などを主症状とする感染症EBVは主に唾液を介して感染kissing diseaseとも呼ばれている発熱、リンパ節腫脹、咽頭炎、扁桃炎、脾腫、肝腫大、倦怠感、…

リンパ腫

リンパ腫血液のがんの一種リンパ節腫大は、感染症、自己免疫疾患、悪性腫瘍などで見られる大部分は反応性腫大だが、重篤な疾患と関連してる可能性も常に考えるリンパ節腫大以外の所見では、伝染性単核球症、菊池病なのも鑑別にあげ、咽頭痛、咳嗽、鼻汁、扁…

鉄欠乏性貧血

鉄欠乏性貧血貧血は赤血球の産生低下、赤血球の喪失亢進によって生じる産生低下には、鉄欠乏性貧血、サラセミアなどのヘモグロビン合成障害、腎疾患によるエリスロポエチン低下、巨赤芽球性貧血、再生不良性貧血がある喪失亢進には、赤血球破壊亢進、出血が…

膠原病

膠原病採血の自己抗体も陰性になりやすく、不明熱の原因となりやすい主な障害部位は、 皮膚粘膜、関節(関節痛、関節腫脹、朝のこわばり)、筋肉(筋肉痛、筋力低下)だが、呼吸苦、血痰、腹痛、下血、血尿、痺れ、麻痺など特徴的な臓器障害による症状を見逃さな…

アナフィラキシー

アナフィラキシー免疫反応が正常な組織を障害するほど過度な反応をアレルギーというこのうちI型アレルギーは比較的早期に発症し、複数臓器、全身性にアレルギー症状が出て、生命に危機を与えうる過敏反応をアナフィラキシーといい、血圧低下や意識障害を伴う…