小児科
流行性耳下腺炎、いわゆるおたふく風邪【原因】 これはムンプスウイルスに飛沫感染や接触感染することで引き起こされる病気で、耳下腺以外の唾液腺(顎下腺、舌下線)、それ以外の膵臓や性腺(精巣や卵巣)など、消化液や精液などの液体成分を生成する腺組織…
手のひらや足の裏、口の中などに小さな水ぶくれのような発疹を引き起こす コクサッキーウイルスやエンテロウイルスに感染することによって発症する感染症であり、小児を中心に夏季に流行する。 ちなみにこれらのウイルスは、ノロウイルスなどと同様ノンエン…
IgA血管炎とは、皮膚に紫斑、腹痛、関節痛、腎炎などの症状を呈する、免疫の異常による病気のことIgA抗体がさまざまな臓器の小さな血管に沈着して血管に炎症が起きる3~10歳の子どもに多く、秋と冬に多い原因 原因となる感染源としては、扁桃炎などの上気道…
突発性発疹原因はヒトヘルペスウイルスでおもに唾液を介しての接触・飛沫感染発熱は3日ほどで自然に治まり、その後、顔・腕・足などに小さな発疹が現れるのが特徴99%は2歳前の乳幼児が発症し、初めての発熱の原因になることが多い高熱の割には機嫌不良食欲…
ヘルパンギーナ (咽頭炎)原因はコクサッキーやエコーウイルス接触と飛沫感染によって感染が広がるこれらのウイルスは便に排出されるため、症状軽快後2~4週間ほどは便中にウイルスが含まれるため注意が必要2~4日の潜伏期間を経て発熱を伴う喉の痛みが現れ、…
参考資料→https://www.know-vpd.jp/children/令和2年に、ワクチン接種間隔について変更がありましたね
水痘 (水ぼうそう)水痘・帯状疱疹ウイルス (VZV)が原因感染力が非常に強く、飛沫・接触・空気感染で容易に他者へと感染する9歳以下に多く、症状は10~21日ほどの長い潜伏期間を経て発熱、頭皮を含む全身の発疹(子どもの場合は強いかゆみを伴う)、倦怠感など…
熱性けいれん・てんかん熱性けいれんは主に6〜60ヶ月までの乳幼児期に起こる症状は38℃以上の発熱とけいれんで、中枢神経感染症、代謝異常などの原因が見られず、てんかんが除外されるものと定義される約10%の乳幼児に発症し、再発率は約15%複雑型けいれんの…
小児喘息発作性に起こる気道狭窄によって、喘鳴や呼気延長、呼吸困難を起こす疾患遺伝と環境素因が関与しており ①気道の慢性炎症 ②気道過敏性の亢進 ③気道のリモデリング(気管支の構造が変化して元に戻らない状態) が関与している小児喘息はアトピー型が多い…
小児が成人より脱水になりやすい理由1.小児は体内の水分含有量が多く、細胞外液が細胞内液よりも多い2.小児の体重あたりの必要水分量が多い→そのため、成人より多くの水分を必要とする3.腎機能が未熟→脱水の際には酸塩基や電解質の異常を起こしやすいため、…
小児の腸重積6ヶ月以上6歳未満の男児に多く、乳幼児、特に1歳前後の発症が多いウイルス感染(いわゆる胃腸炎)により腸がむくむことで、腸の一部が隣接する腸内にはまり込む(腸管壁が重なった状態)のがおもな原因回腸(小腸の末端)が大腸に入り込むために生じる…
川崎病4歳以下の乳幼児に好発する原因不明の疾患病態は全身の中小動脈の血管だが6つの主要症状のうち5つ以上で本疾患を疑う 1.5日以上の発熱 2.四肢末端の変化(硬性浮腫、紅斑) 3.両側眼球結膜の充血 4.口唇・口腔所見(紅潮、いちご舌、咽頭粘膜の発赤) 5.不…
ダイアップとアンヒバ併用時の注意点5歳頃までに約10%が経験すると言われている熱性けいれんその際に主に処方される2剤についてダイアップ(ジアゼパム)は油に溶ける性質をもち、アンヒバには油脂性基剤が使われているそのため、アンヒバを同時、または先に使…